クライアントの確保と満足度を高めること


個人事業主のエンジニアが目標とすることは二つあります。まずは安定した収入を得られるようになることです。仕事は全て自分で営業をかけて、クライアントの確保と仕事の獲得が必要です。大抵は見積もり競争によって仕事を取れるか否かが決まる世界なので、多くの仕事を取ろうとすれば単価が安くなってしまいます。それでは生活費として必要な額を稼ぐことが難しくなるために、次の二番目の目標である高いスキル磨きが必要になります。大手企業のエンジニアでは対応できないような業務を手掛けることができれば、高単価の仕事を受注できるようになるわけです。

さらに個人事業主のエンジニアが立てるべき目標として、ビジネススキルの向上が挙げられます。クライアントとの報酬の交渉や、求められる要望を適切に引き出す能力などが必要です。クライアント自身が把握しきれていない要望を上手く汲み取ることができなければ、完成後に修正を迫られることにつながります。そうなると余計なコストがかかるので、相対的に単価は下がることにつながります。

このような点に注意して常に目標を掲げている人は、年収1000万も夢ではなくなります。もちろん多く稼げたならば、仕事が減った時のために蓄えを作っておくことも大事となります。そのようなリスク管理を行いながら、仕事の確保を心掛けることが大事です。
納期と品質のバランスを考えながらクライアントの満足度を高めつつ収益を上げていくことが、夢の1000万年収に近づく秘訣であり、心得ておくべき大事なことです。